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テレビや新聞等のマスメディアが空き家問題の特集を行なうのをよく見かけるようになりました。
確かにそうなのですが、空き家管理を業務として行なう日常の中で、
マスコミ報道と現実とのギャップに違和感を感じることが多々あります。
現時点において空き家の増加自体はさほど大きな影響を与えているわけではありません。
影響を与えているとすれば、それはごく一部に存在する放置された空き家が原因です。
つまり空き家の増加自体は問題ではなく、
それを放置している所有者が存在することが問題なんだと思います。
そもそも空き家の増加は、以下のような日本が抱える諸問題の一現象にしか過ぎません。
・人口の減少(少子化問題・高齢化問題)
・地方の過疎化(都市部への人口集中・核家族化)
・法律や税制度の問題点(新築重視の住宅政策・税制度の矛盾・登記制度)
しかし最近では家を空き家にしているだけで問題視するような風潮も広がりを見せつつあります。
国や各自治体が空き家の増加を抑制させようと様々な対策を始めていますが、
おそらく空き家の数自体を減少させることは困難でしょう。
そしていずれは空き家の増加自体が社会問題になる時が来ると思います。
それを防ぐ為には、
空き家が増え続けている理由 と
所有者が行なわなければならないこと をきちんと整理して、
知識として国民一人一人に広める必要があるのではないでしょうか。
その為には、空き家の所有者やこれから空き家を所有する可能性のある人たちだけではなく、
今はむしろマスメディアや行政の担当者に空き家問題の本質を知って頂く時期だと考え、
このサイトを立ち上げました。
空き家管理代行業は空き家所有者と接する機会が最も多い業種であり、
そういった意味では空き家問題の最前線にいる存在です。
このサイトを通じて、現場で聞いた所有者のナマの声を少しでも多くの人に触れて頂ければ幸いです。 |
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